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かかりつけの歯医者さんで定期健診と保健指導を受けれます

第6回 平成30年4月10日 「習慣について」 

添付PDF【歯科訪問診療って?】

 

こんにちは

 

POPS研究会代表の呉(おう)です。

 

今日は習慣についてです。会員ページのDAY1DAY2に関するお話です。

 

「習慣が変われば人生が変わる」
これは2500年前に古代ギリシャの哲学者アリストテレスが言った言葉です。僕自身がこの7、8年自分の習慣に向き合い続けて、しみじみ響く言葉です。

 

健康増進型歯科医院の使命は、院長とスタッフの習慣を変え、より健康と幸せを創造し、その体験を通院される方々に一人でも多く、習慣の重要性をお伝えして、より健康に、そして幸せになってもらうことです。

 

今日は習慣をどのように自分のものにするかできるかを考えて、まず皆さん自身のが行動変容にトライして頂きたいと思います。

 

まず、どのような行動も習慣になるまで、必ず以下のようなステップで進みます。

 

習慣のステップ

 

例えば、歯磨きをするしぐさをしてみてください。おそらく慣れたものなので、ほかの事を考えたりしながら、ほとんど無意識に歯磨きができるはずです。これが図のC無意識に「やっている」段階です。では、次は反対の手で磨くしぐさをしてみてください。何か違和感があるのではなでしょうか。「ちゃんと磨けているか」「毛先が届いているか」といろいろ考えて、磨いているのではないでしょうか。これが図の中の意識的にA「知っている」からB「できる」の間の状態ということになります。

 

習慣を身につけるためには、@無意識の「知らない」ことを意識的にA「知っていること」B「できること」をへて、C無意識に「やっていること」へ押し上げる必要があります。
そこで、一番重要になるのが、最初の段階の@無意識の「知らない」部分です。無意識とは潜在意識です。

 

潜在意識は皆さんの人生の様々な経験によって構築されていて、あなたにとって「安心安全第一で働く」という特徴があります。ですから、長い経験によって安心安全第一を優先して、形成された潜在意識は基本、「現状維持」を好みます。したがって、習慣化を成功させるためにはこの潜在意識の安心安全の欲求を満たしながら進めることが肝心です。 

 

他人からのアドバイスを実行することを、頭では正しいとわかっていても、なかなか実行できないのは、この潜在意識の強烈な抵抗にあうからです。

 

では、どうしたら潜在意識の安心安全の欲求を満たしながら、習慣化を成功に導いていくのでしょうか。
POPSの原則である、超簡単です。なるべく苦痛の感情を作らないようにして、頑張りすぎないことです。そして、一つのことに集中することです。複数のことを習慣化したい場合も優先順位を決めて、なるべく一つに絞って、取り掛かることが肝要です。そして、一つの小さな成功体験を経験することで自己効力感(自分もやったらできるという感覚)が生まれ、さらなる行動変容を助けます。

 

また、最初の段階で最も重要なことは「成果を上げること」ではなく、「定着させること」です。例えば、ウォーキングであれば、苦痛をともなって、なんとか毎日5キロの成果を上げるより、毎日300メートルでも楽に定着させることが一番重要です。3か月続いて物足らなくなったら、距離を少しずつのばせばいいのです。

 

このように潜在意識が安心している状態をうまく維持しながら、@「無意識で知らないこと」から段階的にC「無意識にやっていること」へ潜在意識のプログラムを時間をかけて変えていきます。

 

そしてそもそも、習慣化を成功に導く目的は「今、幸せになる」ためです。
幸せとは目的地に着くことではなく、そのプロセスを楽しむことです。ですから、あなたにとって、超簡単な健康習慣をえらんで、潜在意識にある安心安全を侵さずに、楽しみながら、@からCへ健康習慣を押し上げ、無意識(潜在意識)のプログラムを上手く書き換えていき、自動操作モードに入っていきます。

 

以下に何人かのPOPS会員に超簡単な習慣を自ら選んで、実践してもらっている内容です。
朝礼の時にスタッフと肩回し
毎朝、お寺参り
毎朝、腹筋10回

 

皆さんもまず、あなたやスタッフの健康習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

 

ダライラマへのある取材時、インタビュアーが「あなたにとって一番幸せだったときはいつでしたか?」と尋ねた時の答えは何だったと思いますか。

 

「今です。」

 

アリストテレスの言葉「習慣が変われば、人生が変わる」を思い出しながら、健康習慣を少しずつ楽しみながら、あなたの人生を、よりよい人生に変えてみましょう。

 

 

5月のPOPS研究会のテーマは「コモンリスクファクター」です。歯科医院でのヘルスコーチングの難しい点の一つに、口腔内に関心のある患者さんに、口腔内と関係ない保健指導内容をお伝えしないといけない点です。5月のPOPS研究会では全身と口腔の共通の危険因子の理解を深め、歯科医院から違和感のないヘルスコーチングができる手助けになればと考えています。例えば、喫煙、過剰な糖質の摂取、睡眠障害などは口腔と全身のコモンリスクファクターで、それらが口腔内における様々な疾病リスクであることお伝えすると同時に、全身のリスクをお伝えして、行動変容につなげていけたらと思います。
発表は呉がします。5月10日(木)13時から14時です。

 

ブログは「訪問歯科とは?」です。
団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になる2025年問題に対応すべく、政府や地域で様々な取り組みがなされていますが、訪問歯科もその取り組みに一つであります。しかながら、訪問歯科の存在を知らない方が多いと感じるで、訪問歯科の周知のためにブログにしてみました。貴院でご活用して頂けると幸いです。

 

 

では、今後とも「みんなの元気を支える歯科」を考える会、POPS研究会をよろしくおねがいします。

 

POPS研究会代表
呉 沢哲

 

 

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