顎咬合学会 その2

こんにちは。

顎咬合学会の続きです。

今回の学術大会のテーマは「健康長寿」ならぬ「健口長寿」でした。
お口の中を健康にして長生きしようということですが、今まさに当院で取り組んでいる口の中から健康管理という部分と重なります。

ツインではリコール患者様対象に、食育、禁煙、運動などの、お話をさせて頂いて、生活習慣を改善してもらおうと、スタッフ共々準備しております。

平均寿命世界1位の日本において、実は寝たきり率も世界1位です。
そのような中で、死ぬまで介護不要で、健康な状態で楽しく生きるお手伝いをすることは医療人として、最大のテーマであります。
病気を治すことも必要ですが、病気にならない体づくりを考えて、歯科という領域から色々発信できると、今回の学会で改めて感じました。

とりわけ、「かむ」ということが脳と体にとっていかに大事か改めて感じました。
日本歯科医師会が運営する日歯TVというホームページで、車いすの患者様が歯の治療によって、みるみるうちに、歩行が可能になり、庭の草取りできるまで、回復する様子が、動画で紹介されていますので、ご興味のある方は、8020日歯TVのhttp://www.jda.or.jp/tv/01.htmlまでお入りください。

学術大会のある公開フォーラムでは、「命の入り口 心の出口 〜健康長寿」という題で、上の動画のような映像症例がたくさん紹介されました。
印象に残った映像は、寝たきりの入院患者様が正しい入れ歯を作りなおしたことによって、食事やリハビリなどで、少しずつ健康になられて、最後は、家族の方とご旅行に行かれるために、空港のトランジットでカメラに楽しそうに手を振るシーンでした。
本当に驚きものでした。

今のツインの取り組みが、このようなメジャーな学術大会の方向性と一致しているのは非常にうれしく思いますし、その取り組みが少しずつでも、患者様の健康に活かされることをスタッフ共々、心待ちにしております。

日本顎咬合学会

こんにちは。
ご無沙汰しております。
ツインデンタルクリニックの呉(おう)です。

先日、日本顎咬合学会という東京の学術大会に土日を使って、スタッフとともに行って参りました。
この学術大会は歯科医師だけはなく、歯科に関わるあらゆるスタッフが興味を持って参加できる幅広い内容のセミナーが開かれているので、昨年もスタッフとともに参りました。



ところで、この学術大会はその名の通り、「かみ合わせ」を中心とした歯科の学術大会でありますが、今年は南清和先生という大会会長の肝入りで、「幸せ」をテーマにしたセミナーが一つ組み込まれていました。
セミナーの演者は木下晴弘という先生で、以前に塾の先生をされていた方で、今は教育に関するコンサルタントをされているそうです。
この学術大会において、歯科関係者以外の唯一の先生でした。

ツインデンタルクリニックの掲げる「患者様の満足感とスタッフの充実感」という言葉は究極、人の幸せをテーマにしたものです。
また、以前に知り合いの先生から「ハンカチ無しには聞けないええ話やから、一回聴いておいで。」ということで、スタッフとともに、お話を拝聴することにしました。

まず、冒頭で「この場所でお話をさせていただく機会を設けて頂いて、感謝いたします。」と始まり、しきりに大会会長、聴講者、大会関係者などに感謝の意を述べられながら、合唱されていたので、何か宗教的なものかなという思いで聴き始めましたが、いざ本題に入ると、その話術、幸せの本質を突いた内容、先生の情熱、いろいろなものが完璧にシンクロして、僕の心にグッと入ってきました。

その中で「感動」という言葉をキーワードとして挙げながら、時折感動エピソードを入れて、お話されるのですが、幸せの本質と実にマッチして、心に響きだし、恥ずかしながら、知らないうちに涙腺が緩んで、ぽろぽろと涙していると、前の人も肩を揺らしてます。
周りを見るとハンカチを目にあてる人が・・・!

まさに超感動ものの映画館のような雰囲気です。
ここはかみ合わせの学術大会のセミナーホールの一室です!
帰り際に、出入り口の前で次のセミナーを聴きに並んでいる人たちが、目頭が赤くなっている僕らの顔を怪訝そうにじろじろ見ていました(笑。

本当に幸せなひと時でした。改めて、木下先生、大会会長の南先生、ツインのスタッフ、家族、いろんな人に感謝!
僕も心の中で合唱させて頂きました。(ちなみに全くの無信論者です。)

本当にスタッフともども充実した学術大会でした。