妄想すれば実現する?!

今回は「脳はコントロールできる」というお話ですicon_biggrin.gif


人間の脳には、「ミラーニューロン」という「モノマネ脳」「共感脳」と言ってもいい神経細胞があると言われています。わかりやすい例では、「もらい泣き」がそうです。自分に悲しいことが起こったわけでもないのに、思わず悲しい気分になって、泣いてしまう・・・。こうした脳の勝手な妄想を応用することも可能です。

 

たとえば成功者の考え方や生き方を目の当たりにすると、それが勝手に脳にコピーされるのです。そうすると成功者の自己イメージが、自分の自己と重なって自然に行動や結果に反映されるのです。

 

妄想はダイエットにも効果があるようですhappy01.gifsign01.gif

~痩せやすい脳に書き換える~notes.gif

  痩せたいのに、どうしても食べたくて仕方がない・・・wobbly.gif

  あと○○キロ減量したいのに、甘いものをやめられない・・・crying.gif

そんな人は、脳の性質を考慮に入れたダイエット戦略を練りましょう。重要なポイントは、代謝率を高く保つこと、そして、長く続けられるものであることの2つです。

脳というのは、いったん目標が設定されてしまうと、その目標に向かって、自動的にいつまでも走り続けてしまう性質があります。

一度走り出してしまうと、これはなかなか修正が付きません。これをうまく利用してあげることで、思い通りの結果を手にすることが可能ともいえます。

hana-ani01.gif一度、根本から食事や運動の習慣を変えてしまえば、勝手に痩せやすい身体になります。

 

 

ところで、痩せやすい身体というのは遺伝で決まるのでしょうかsign02.gif

最近の研究ではどうもそうではないことが分かってきています。

痩せやすい人と太りやすい人の差・・それは「NEArun.gifT」(ニート)の違いです。

 NEATとはNonExercise Acitivity Themogenesis(非運動性活動熱産生)の略称で、日常の生活活動で消費されるエネルギーのことです。アメリカの運動科学の専門家が、特別な運動をしなくても、日常生活のなかでNEATを増やしていけば、肥満を解消できるという研究結果が出ています。



ツインデンタルクリニックでも”NEAT”はダイエットのためだけでなく、健康寿命を延ばすためにもなるのでオススメしていますhappy02.gifhana-ani04.gif2013年6月にブログでも紹介しています☆



te03.gifではNEATをふやすにはどうしたらよいかですが、運動しよう!と意気込まなくても大丈夫です。

座っているときchair.gifの消費エネルギーに比べると、立っている状態は1.1倍、歩いている時は2.5倍の消費量になりますicon_eek.gifですから、

*早歩きをする

*歩く歩幅を広くする

*通勤時の電車の中densya.gifでは座らず立つ

*エスカレーターを使わずに階段に変えてみる

*オフィスなどでは立つ機会を多くする(遠くのトイレに行くなど)

*時間のある時は一駅分歩く

*家では、テレビを見ながらストレッチ、家事をきびきびとする

などで十分NEATをあげられますhappy01.giftulip.gif

厚生労働省もこんな取り組みをしています。「健康づくりのための身体活動針」 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple-att/2r9852000002xpr1.pdf厚生労働省HPより引用



butterfly04.gifつまり痩せやすい人とは痩せやすい身体を持っているのではなく、痩せやすい生活スタイルを身につけている人のことです。「動いていることが楽しい」と脳に思い込ませることが、一番の早道でしょうte01.gif

あなたの脳を痩せやすい脳に書き換えてしまいましょうicon_razz.gifcute.gif

今日から出来る簡単で毎日続けられそうなのからやってみませんかsign02.gifkao-a02.gif

 

参考資料:脳はどこまでコントロールできるか? 中野 信子  より引用

体液を知るだけで健康になる

今回は「脳脊髄液」についてお話しますusagi.gifbutterfly04.gif

人間のカラダは約seven.gif割が水sweat02.gifです。

体内の水とは、いろいろな種類があります。

私たちが知っているカラダの水といえば血液・リンパ液・唾液・涙・鼻水・・・などでしょうか。

それらを全部ひっくるめて体液といいます。

でも、実は一つだけあまり知られていないけど、とても大事な水がありますicon_biggrin.gif

「脳脊髄液」です。

この水は、脳と脊髄を守っている水で、ものすごく大事なものなのですshine.gif

 

 

sweat02.gif「脳脊髄液」なんて、初めて聞く方icon_rolleyes.gifがほとんどかもしれませんねsign02.gif

 

脳脊髄液とは、頭蓋骨と脊柱(=背骨)の中にあって、脳と脊椎を守る液なのです。

 

 脳脊髄液は、リンパ液のように無色透明です。弱アルカリ性で、わずかに細胞(白血球)やタンパク質、糖を含んでいますが、その濃度は薄く、細胞は約5個/mm以下、タンパク質は15~45mg/dℓと血漿中のタンパク質濃度の200分の1程度、糖も50~80mg/dℓで血糖の3分の2程度となっており、残る大部分は水です。

脳脊髄液は一日当たり500mℓ程度がつくられ、脳の中を循環しています。この液が入っているところの容積は全部で約120~150mℓなので、一日で3~4回入れ替わる計算になります。

脳脊髄液は、脳や脊髄を刺激から守り形を保つため、脳内を常に循環し、脳の保護や栄養供給などを行っています。

 


脳脊髄液の役割は、脳を「パックに入った豆腐」だとイメージすると、わかりやすくなるかもしれません。

豆腐のパックを壁にぶつけても、中の水があるおかげで、豆腐そのものがすぐつぶれてしまうことはありませんよね。                                        

これと同様に、よろけて頭を壁に強く打ち付けた時、頭蓋骨には大きな衝撃がかかりますが、柔らかい脳が潰れてしまわないのは「脳脊髄液」が緩衝剤の役目を果たしているからです。ものすごく大事な体液なのです。                                         

「水頭症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?何らかの理由で脳脊髄液の循環が悪くなり脳内に溜まってしまうと、脳脊髄液に高い圧力がかかると同時に脳のいろいろな部分も圧迫されて、頭痛、嘔吐、けいれん、精神症状などさまざまな症状をひき起こすものです。(脳髄膜液減少症)

また、交通事故、スポーツ外相、転倒、出産などが原因で脳脊髄液が漏れて後遺症が残ってしまったり。

このように脳脊髄液は、あまり知られていないですが、実は非常に重要です。ほんの少し脳脊髄液が増えたり減ったりしても、大変な事態になりますkao-a13.gifこのことをよく覚えておいてください。

そして、あなたは意外に感じるかもしれませんが、

   ・疲れた症状が続いている

   ・気力が続かない

   ・やる気が出ない

   ・いつもだるい

   ・体が重い

こうした時は、脳脊髄液の生産と循環がうまくいってないことが多いですkao-a09.gif

 

 

 

 

体液循環を良くする深呼吸の方法kao-a02.gif

横隔膜を使って深呼吸すると、体液循環を改善することができます。

深呼吸をすると横隔膜が大きく上下に動きます。

横隔膜が頭の方に上がって息をたくさん吐くと、脳脊髄液の循環が促されます。

逆に横隔膜が足の方に下がった時は、脳脊髄液が生産される方に働きます。

←   ←     

 

 

 

さらに、脳脊髄液の生産と循環では、四肢(手足)の回旋運動の方向が違ってきます。

・脳脊髄液が生産されるときは、四肢は外旋(外側に向かって回る)します。

・脳脊髄液が循環するときは、四肢は内旋(内側に向かって回る)します。

          →   →   →

 

これと、先ほどの横隔膜の動きを組み合わせると、体液循環改造に大きな効果が期待できます。

・深呼吸して深く息を吸い、四肢を外旋させると、脳脊髄液を生産します。

・深呼吸して息を深く吐き、四肢を内旋させると、脳脊髄液を循環させます。

これって何かを思い出しませんかsign02.gif

そうです。ラジオ体操の最後の深呼吸!あれがまさにこのポーズです。

ラジオ体操に実はこんなに深い意味があったのですね。


ゆっくり深呼吸を繰り返すことで、意識的に脳脊髄液の循環と生産を促すことができます。

① 息を吸うときは、手足を外側に回します。

② 息を吐くときは、手足を内側に回します。

深呼吸の深さは人それぞれですが、息は吸う時の倍の時間で吐くようにしましょう。

① 吸って 4秒 ②止めて 1秒 ③吐いて 8秒

というように3回~5回繰り返しましょう。

 

たとえば水の入ったバケツを揺らすと、手前の水が向こうに行ってバケツにぶつかり戻ってくるのに、ほんのちょっとのタイムラグがありますよね。

それと似た感覚で、脳脊髄液が生産されてから流れるまでの間にはタイムラグがあり、「吸って」と「吐いて」の間に「止めて」待ってあげた方が体に優しいのです。難しいと感じる方は、吸ったらすぐ吐いてもかまいません。でも慣れてくると、いったん「止めた」方が気持ち良いことが感覚として分かってくると思いますので試してください。

たったこれだけで、体液循環がとてもよくなります。

デスクワークで疲れた時は、この深呼吸を意識して実践しましょう!end.gifkao-a01.gif




参考資料:「3つの体液」を流せば健康になる!! 片平 悦子  より


疲れない体をつくる

こんにちはnote.gifストレス社会の中で生きている方がほとんどだと思いますが、日々の疲れを解消したり、疲れない工夫をされていますかsign02.gifneko.gif

自律神経とよく耳にする言葉がありますが、疲れない為、良い睡眠をとる為、病気にならないためには自律神経を整えることが大切ですよconfident.gifgood.gif



そこで今回は、自律神経は「一日のリズム」を覚えるcute.gifという話を紹介しますkao01.gif


 自律神経は大自然とともに変化しています。それを知るのに、とても分かりやすいのは、白血球を構成する細胞比率の一日の変化を見ることでしょう。

                                             

左図参照

 

☆朝から日中の時間帯は、顆粒球の割合が増え、交感神経が優位になっています。

 ☆夕方になると、今度は副交感神経が優位になり、リンパ球の割合が増えています。

 

 人間の身体は、人類の歴史の中で、太陽と共に起き出し、日中に食物を摂る活動をして、太陽が沈むと寝る生活に適応するようにつくられています。

 自律神経が、一日の中で、太陽の動きに合わせてエネルギー代謝と免疫の状態を調整しているわけです。

 人間の体は、このように交互に変化することで、自動的に、疲れをためないシステム、元気な状態を保つシステムを維持していますkira01.gif





 自律神経は、天気の影響もうけますame.gifrain.gifhare.gif

 天気がよくなって晴れるhare.gifと交感神経優位になり、天気が悪くなって曇りや雨rain.gifになると副交感神経が優位になるのです。

 なぜそのようなことがおこるのでしょうか?


正確に言えば、自律神経には気圧up.gifdown.gifが影響するのです。

天気がよい状態、気圧が高くなる状態では、大気中に酸素量が多くなり、血液中の酸素分圧が高くなって、交感神経が優位の傾向になります。

曇りがちで天気が悪く、気圧が低い状態では、酸素が少なくなり、血液中の酸素分圧が低くなって、副交感神経が優位になりがちです。

 

私たちが、空が晴れあがった天気のよい日は、気分がハイhappy02.gifになり、元気に活動をし始め、曇りや雨の日は、なんとなく気分がゆったりして家から外に出たくなくなるthink.gifのも、このためです。

この法則を知っておくと、その時々の気分を把握しやすくなり、気が楽になりますsmile.gif


 clover.gifもともと性格が静かな人は、雨の日には気分がもっと静かになり、落ち込みやすくなります。

「ああ、今日は雨の日だから、しょんぼりしがちなんだ」と思えば、必要以上に落ち込む必要もなくなるわけです。そんな時は、ちょっと交感神経を刺激するような活動をすればいいのです。


 icon_biggrin.gif気性が激しい人は、晴れあがる高気圧の日には、「今日はちょっと注意しよう」と心がけて、ゆったり深呼吸でもすればいいですね。


 typhoon.gifまた持病のある人は、低気圧で副交感神経優位になると知覚が敏感になるので、痛みなど出やすくなります。その状態を「病気が悪化した」などと悲観することなく、「天気が悪いからこうなっているだけ」ととらえればよいのです。



 自律神経が気圧によって変動する様は、気圧と白血球に変化にも表れています。気圧が高くなると、交感神経が優位になり、顆粒球の割合が高くなり、リンパ球の割合が少なくなります。  

 気圧も、高気圧が来たら次は必ず低気圧が来るというように、交互に変化しています。人間の体の自律神経も、白血球の割合も、同じように交互に揺れて変化しているのです。


こうした気圧の変化up.gifdown.gifは、健康な人にとっては、気分や体調が変わる程度で済むが、疲れが溜まっている人や病気を抱えている人にはとっては、大きなダメージとなります。特に、気圧が変化する春と秋の季節の変わり目は、体調が揺さぶられ、苦しい状態も出てくるので注意が必要ですsad.gif

まさに今の季節気を付けた方がいいですね。朝起きたらまず朝日を浴びるといいそうですよte01.gif副交感神経を優位にする時間を作りましょうbutterfly04.gif

 

 

参考資料:疲れない体をつくる免疫力  安保 徹  より